4月2日、東京都港区の日本財団ビルにおいて、紺綬褒章の褒状伝達式が行われました。
紺綬褒章とは、公益のために私財を寄付した功績が顕著な個人または法人・団体に対し、内閣の助言と承認のもとに天皇陛下から授与される褒章です。日本モーターボート選手会(以下、選手会)が紺綬褒章を受章するのは2017年4月29日以来2度目ですが、今までに吉田拡郎選手、毒島誠選手、徳増秀樹選手、瓜生正義選手ら4名のボートレーサーが、自治体や日本財団にそれぞれ個人的な寄付を実施し、紺綬褒章を受章しています。
選手会が寄付を行った「日本財団社会貢献ボートレース基金」は、特定の事象に限定することなく大規模災害等の発生時にいちはやく柔軟に対応するため、積み立てられているものです。この基金に選手会は毎年、会員から募った寄付と会からの拠出金の合計1,500万円を送っており、公益法人移行後の2013年からの同基金への寄付額は、総額1億6,500万円となります。(うち、会からの拠出金が1億2,947万円余)
伝達式には瓜生正義代表が出席し、日本財団・笹川陽平会長からの挨拶の後、紺綬褒章の褒状が伝達されました。
受章を受け瓜生代表は「再びこのような栄誉を授かれましたことを嬉しく思います。我々日本モーターボート選手会は、これまでに自らが社会貢献活動を実施し、また会員の意識の向上を図ってまいりました。日本財団との連携の甲斐もあり、近年、会員の社会貢献意識は確実に涵養されており、自発的な活動の輪も拡大してきております。このたびの受章はそのような会員ひとりひとりの精神が評価されたものに他ならず、大変誇らしく感じております。以後も我々は、誰もが豊かで幸せな共生社会の実現のため尽力していく所存であります。本日は誠にありがとうございました」と思いを語りました。
今後も選手会は、様々な分野への金銭的・物質的支援のほかに、「誰もが豊かな生活を営める共生社会」の実現を目指したP.UNITED(パラスポーツ9中央競技団体)を主とするパラスポーツへの協賛、災害被災地等におけるボランティア活動、各支部による地域や困窮者への支援活動、勤労青少年水上スポーツセンターを拠点とした、地域振興や海事思想の普及を目的とする各種イベントなどを継続して実施していき、「社会貢献に資するプロアスリートの団体」として、一層邁進してまいります。
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